











メットインスペースのボックスを外すとエンジンの上部が丸見えとなるが、ここからできる作業は多くは無い。基本マニュアルにある定期メンテナンスなどは後々の事もあるので専門ショップに依頼する事が望ましい。
画像の中央に見えるL字形状のパーツがGTSの特徴とも言えるインジェクションだ、機械式などと違いコンピューター制御の為スムーズな走りを約束してくれる、ピアッジオ社の力作だ
GTSが搭載するクォーサーエンジンは排ガス規制基準の「EURO 3」もクリアしており、環境にも優しい。
高級車両の盗難防止に不可欠となりつつある、イモビライザーシステムを標準装備している。購入時に付いてきた鍵以外ではチョットやソットエンジンは掛からないのだ。キーの紛失には要注意だ。




ブレーキはフロント・リアともにGrimeca製のシングルディスクブレーキを装備している。リアサスペンションはアジャスタブルスプリングシステムになっており積載車重に合わせ調整が可能である。



センタースタンドは車両後方に配置され、車重をあまり感じずに操作できる。サイドスタンドはオートリターン式なので常時使用するのは少し心配ではないだろうか?



シート後部に輝くキャリアは標準装備でシート側面に伸びるグラブレールも兼ねており、二人乗りや車両を移動させる際に便利である。また、荷物を載せる実用性は当然だが、専用のトップケースの取り付け金具にも変身する優れものだ。(画像一番右のキャリアについている丸い金具を外すと専用トップケースの取り付け用の穴になる。小さな部分ではあるが仕上げも美しくピアッジオ社の意気込みを感じさせる)



シート形状は前の部分が一段下がっており、イタリア車の中でも足つきは良好であり、ハンドルポジションも違和感の無い乗り心地である。タンデム用のステップが用意されており、使用時以外は車両に収納できるようになっている。ステップ自体の造りは凝っていて、GT・GTSが装備する美しいパーツの一つと言える。



シート下のメットインスペースは小振りなジェットヘルメットとハーフメットがギリギリ入る位のスペースだが、外掛け用のフックも左右に備わっている。
また、シートの中?にはシート用のレインカバーが用意されており雨の降っているときなどは中から引き出し、シートに掛けることが出来る。ピアッジオ車の車両には採用されている車種が他にも在るが、国民性の違いなのだろうかチョッとユニークな造りであるが、意外と便利だ。




レッグシールド部に備わるグローブボックスには車載工具・ヒューズボックスがあり、スペースとしては大きくないが運転中に必要な物を取り出せたりするので便利である
レッグシールドの中央にはキャリングフックが用意されている
ハンドル下のレッグシールド部には電動シートロック解除のボタンが装備されている。グローブボックスの中にも手動シートロック解除のレバーが備わっている
アナログのスピードメーターと各機能を表示できるデジタルパネルとの組み合わせとなっている。
VESPA GT250 IE は歴代のべスパの中では最大排気量の250ccモデルであり、ピアッジオ社が造り続けてきた各時代のフラッグシップモデルの中でも完成された一台と言える。
車体の造りはGTシリーズ各車両とも大きな変更は無いが、GTSは部分的に専用のパーツを用いている。エンジンはピアッジオ クォーサーエンジン+エレクトロニクスインジェクションを採用し、最高級モデルに相応しい走りを提供してくれる。










GTS(250cc)
125cc/200ccのバリエーションで登場したGTシリーズは250ccのGTSへと移行した。スタイル的には125cc/200ccモデルは同一のボディーに排気量の違うエンジンを搭載するべスパ伝統のスタイルを採用していたGTシリーズを継承しているが、250ccのGTSは少しモディファイが加えられていて、より回帰的なデザインを採用するが、メカニカルな部分では、より進化を遂げている。LXシリーズがスモールボディーなのに対し、GTSはラージボディーと呼ぶに相応しい車格であり、2タイプのモデルに様々な排気量を搭載する展開もべスパの伝統だろう。